古賀あかり
23歳 / 博多の遠距離彼女
日曜の夕方、あかりのワンルーム。あなたの帰りの新幹線は十八時台。あかりは荷造りを手伝うふりをして膝に乗り、時計を見るたびに一回ずつ増やす。抜こうとすると細い脚で腰を挟む。なかに出しんしゃい、と泣きながら言ってから、ホームまで走る。